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◆第26号  DNA診断

【 不惑直前! 人生の折り返し地点にて、しばし振り返りを】

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◆ 今日のコラム        ~ DNA診断 ~
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◇ ネットというのは便利なもので

いつもパソコンを起ち上げている私はこのところ、
言葉の意味を調べる時ですら辞書を引くことは少なくなりました。
世界の最新ニュースも瞬時に得られる、便利な時代です。


さて、医学の世界も日進月歩ですよね。

私は、夫と合意の上での結婚後も、発症の不安と、
できれば『彼の』子供を産みたいという願望から、
HDに関し、本を読んだりネットで検索を続けていました。

そしてある日、あるサイトで新発見!
正確な文言は忘れてしまいましたが、

『HD遺伝子を持っていなければ、次代には引き継がれない』

   = 私に遺伝がなければ、子への遺伝はない!!

前号で「遺伝子と、その心配から子どもを産みたくない」と書きました。

これは「私に発症しなくても、子供に隔世遺伝する」と、
教えられていたからなのです。

「自分と同じように不安な人生を送らせたくない」と、思っていた私に、
なんと言う吉報!


「信州で診断できるんやわ!」


でも、よくよく調べていくと細かな規約がいっぱい・・・。

1.ある期間のカウンセリングが必要
2.診断前に誓約書にサイン
3.カウンセリングおよび告知は、毎回同じ人と2人で受けること・・・。


どうやら「献血とその結果のお知らせ」のように、気軽には受けられないらしい。


まず1.は、

・病気のことを知る
・受けとめられる心を作る
・受けとめる意思を固める

といったところか。

  (もう充分にできてます!)


2.は、
 
  (10枚でも20枚でも書きます!)


3.は ・・・  困りました。

同伴者に

・遠いのは、許してもらおう。
・月1回、半年間ぐらい、信州までの旅を楽しんでもらおう。


でも告知は?

診断結果が『シロ』だったら万々歳だ! でも『クロ』だったら?

  = 私は、かならず発症するんだ。

誰に、こんな重いものの片棒をしょわせることができる???
たとえ、夫でも。


・2人で告知を受ける意味は、自殺を心配してのことだろう。
・これから先の人生を心配してのことだろう。

今、急いで知る必要のないことか。

ここでまた、ストップがかかりました。


  (なんでよ~~~!! 私は1人で大丈夫やて!!)

◇◇ 拾う神、在り?


診断をお願いしたい先生は決まっていた。
諦めきれず、時折サイトを眺めにいった。


そんなある日、その先生の異動を告げる挨拶が掲載されたのです。

「やった! 都下の病院に来られる!!」

こうなったら、躊躇している暇はないっ。
早速メールを出しました。

・父が京都のサナトリウムで亡くなるまでの経緯
・自分に遺伝がなければ、子供を産みたいこと
・心は信仰で鍛錬できているから(ゴリ押し!)
 1人で診断をすすめ、1人で告知を受けたいこと

着任したてで規則が整備される前に、無理を言ってOKをもらった。

『シロ』だったら、夫にも打ち明けよう。でもそれまでは言わない。
私は、胆(はら)をくくりました。


11月25日、初診。   36歳、秋の暮れのことでした。

◇◇◇ メールから半年


メールでのやり取りがほぼ1ヶ月。
そして初診から月1回程度、病院を尋ねました。

先生は、サナトリウムへ、
父の生体サンプルがないか問い合わせてくださったり、
(残念ながら、それはなかった)
当時のカルテを取り寄せ、HDかどうかの再考もされたようです。


血液採取まで、約2ヶ月の時間・・・。
誓約書にもいろいろ書いてあったが、私に迷いはなかった。

採取後にも2ヶ月の空白。

その間にも私は歳を取って行く。
アセる。

(先生~!お願いだから、急いで~~~!)


思いが通じたのか、4月になって、いよいよ告知の日が決まった。

当日。

告知の前に、最後の意思確認。
そして、診断書が取り出された。


先生は淡々と、

「あなたに考えられるHDと、もう1種の病気に関して、検査しました。
その結果、遺伝は見受けられません。」

やはり緊張していたのか、最初は、とにかくホッとしました。
そしてその後、ようやく実感が湧いてきました。

礼を述べ、診察室を辞して、しばらくベンチで1人。
喜びの涙が止まりませんでした。

告知後、G.Wのとある日。

近所の公園でマイダンナ(夫)と、久々のキャッチボール。
休憩にお茶を飲みながら、打ち明けました。


私: あのねー。突然の話で申し訳ないけど、
   私、勝手にDNA診断受けてん。
   それで、結果「遺伝なし」やったから、もう心配せんでええねん。


 ・・・ 夫はしばらく黙って考えていた。


マ: いつのまに行ったの?

私: 去年の秋頃からかな~。


マ: ・・・。   1人でつらかったね、良かったね!

私: あのね・・・、だからさ・・・。

マ: よし! 子供つくろう!!

公園の芝生がキラキラと輝いてみえたのは、
涙のせいだけではなかったと思います。

私は、なんて幸せなんだろう!
心の底から、そう思いました。


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ようやく目に見えない鎖から解き放たれました。

それまでの人生を恨むこともありません。
今からできることを思いっきりやろうと思っています。

私はラッキーだったのです。
感謝の思いでいっぱいです。


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◆ つぶやき
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◇ 生きていればこそ

相変わらず、悩んだり迷ったりしていますが、
あちこちでステキな仲間に出会うことができました。

このメルマガを読んでくださっている皆さんとも出会うことができました。

本当に、ありがとう。
これからもどうぞよろしくお願いします!


※文中『シロ・クロ』は、
 その当時の私の心情に即して表記したものです。
 なにとぞ、ご了承くださいませ。


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 毎回言います!!

   「だんだんハッピーな人生になりますから~♪

                    奇跡の連続でした。」